苗字では家紋はわからないって本当?我が家の家紋の調べ方。その2

以前「苗字が◯◯だけど、家紋わかるかなぁ?」と聞かれたことがあります。

でも残念ながら「苗字」からでは、正しい家紋はわからないのです。
確かに「◯◯家の家紋」というくらい苗字と家紋は密接に関係しているらしいのですが、同じ苗字が同じ家紋というわけではないのです。日本人の名前の種類より家紋の種類が多いのがその証拠。

我が家の家紋とは、父親が受け継いだ家紋で、父親が祖父から受け継いだ家紋が普通だと思いますよね。
でも、家紋の歴史を調べると、受け継ぐ時にデザインをアレンジしたり、全く新しいデザインを考案したりしてきました。なんとその結果家紋の種類は数万あると言われています。

「◯◯という家紋は◯◯という苗字に多く使われる」とは言えるが「◯◯という苗字の家紋は◯◯である」とは言えないのです。

なので、家紋を調べる方法で一番早いのは、親に聞く
親に聞いてわからない時は祖父母に聞く。
つまりあなたのご先祖様がどんな家紋を「我が家の家紋」としたかを調べることになります。

でも….

両親や祖父母に聞いてもわからない、はっきりしない、または他界しているなどの事情で聞けない場合は、自身のルーツを調べる旅を始めることになります。

(1)お墓参りで調べる

先祖といえば前回も書きましたがお墓まいりですよね。お墓を見れば家紋がわかる場合が多いです。
直近の両親のお墓や祖父母のお墓をまずは見に行きましょう。
家紋研究家の千鹿野茂さんは、『日本家紋総鑑』を執筆される際に全国のお墓を回って2万種類もの家紋を収集されたそうです。

(2)蔵を探せ!

実家に家に「蔵」があれば蔵を見よ!そこに家紋がある。
実家に行けばだいたい「お蔵」がありますよね。そこに行けば…。

って普通「蔵」なんてないわww。

もちろん我が家の実家にも蔵はありません。でももし蔵が立っていれば家紋が掲げてあることも多いので、実家に蔵をお持ちの方は見に行くと良いですね。

(3)お寺の住職に聞いてみる

実家周辺のお寺に行って、ご住職さんに聞いてみる手もあります。
もしかしたら、家紋だけでなく、おじいさんやその先のご先祖様のことがわかるかもしれませんね。

(4)和服着物を探せ!

家紋は旗印や看板、印籠やお墓に刻まれていましたが、最も多い使い道は衣服にそめ付けることでした。
和服の正装、「紋付袴(もんつきはかま)」にはその名の通り「家紋」が入っているので探して見ましょう。
和服以外にも古い持ち物に「家紋入りの何か」があるかもしれませんね。

(5)明治時代の戸籍を調べる。

親は転勤族で、祖父もどこに住んでいたのかわからないない場合は、明治時代の戸籍を調べてご先祖の住所へ行き、お寺さんや同じ苗字の古い家の方から話を聞いてみるという方法があります。
こうなってくると本格的な家系の調査になりますね。専門の業者さんもあるくらい結構大変ですよね。

(6)解らない時は自分で決めても良い!

そこまでしても解らないこともあれば、もともと家紋がない場合もあります。
そんな時は「自分で決める」という手を使いましょう。
家紋はそもそも必ずしも親からそのまま受け継ぐと決まっているものではないのです。
親の家紋をそのまま受け継ぐのか、少しアレンジして受け継ぐのか、全く新しく決めることも許されています。

どうしても解らない時は自分で決めて、「我が家の家紋」にしましょう。

どうでしょう?我が家の家紋見つかりました?
家紋を調べることから、自分自身のルーツをたどる旅になりますね。
まさにこれも家紋の魅力の一つなのでしょう。